外壁塗装は建物の外観を美しくするためのものではありません。もちろん見た目の美しさは重要ですが、外壁の塗装にはそれ以上のプラスアルファが備わっているのです。外壁塗装にはいくつかのメリットがあります。まずはじめに挙げるのは耐久性の向上です。
塗装に用いる塗料にはウレタン系、シリコン系、フッ素系、アクリル系がありますが、なかでもフッ素系の塗料は直射日光や風雨に対する耐久性が優れており、屋根材にもよく用いられています。またシリコン系の塗料はコストパフォーマンスの面で優れており、耐久性と価格のバランスがいいことから一般的にはよく用いられています。また防水性の向上も外壁塗装のメリットの一つです。外壁をそのままの状態で長期間雨にさらしておけば、徐々に損傷が増してくるのは避けられません。
外壁を塗料でコーティングしておけば、防水性が向上し外壁の劣化を防ぐことができるのです。さらに室内環境にも外壁塗装は貢献します。断熱効果や遮熱効果のある塗料を用いれば、室内の急激な温度変化を軽減し、冷房効果も高めてくれます。暖房や冷房が効率的に行われれば、節電効果も高まりますので、電気代などの節約にもつながります。
このように外壁塗装には美観の向上以外にもさまざまなメリットがあります。一定の費用がかかり、定期的な塗り替えも必要なので二の足を踏む人も多いかもしれませんが、建物の維持管理費として考えれば決して無駄な出費にはならないでしょう。
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