大半のユニットバスでは有害な化学物質が壁、天井、床から出るのを抑える手段はありません。とりあえずの対策としては、24時間換気が可能な換気扇を、リフォームの時に取り付けタイマー付きのスイッチをつけて、1日1~2時間は稼働させてください。入浴後は浴室が乾燥するまで、回すようにしてください。風呂をリフォームするなら浴槽は木製、ステンレス製、ホーロー製をお勧めします。
現在は合成樹脂の浴槽が主流ですが、処分の時に問題があり考え直す必要があります。浴槽を安全なものに変えれば、入浴時のお湯の感覚も違ってきます。壁には調湿性があるヒノキやヒバの板をはったり、珪藻土を塗るといいでしょう。ただし水がかかると水分を吸い込みすぎてカビが生えてしまうので、床から1・2メートル以上の部分にしてください。
それより下はタイルを張れば、水をはじいてくれます。そして風呂の上の部分の板材には、水をはじきやすい天然系塗料を上から塗るのがベターになります。なおヒバはアレルギーを起こす可能性がありますので、アレルギーや化学物質過敏症の人は注意が必要です。アレルギー対応の天然系塗料で、ガードするのもいい方法です。
風呂の天井には塩化ビニールでできたバスリブといわれる天井材や、ペンキ塗りは絶対に避けてください。湿気がこもってカビが生えやすくなるからです。カビを防ぐためには、風通しが何より大切になってきます。小窓を2か所以上リフォームで取りつけて、入浴後はよく換気をしてください。
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