お風呂をリフォームする場合、大きく分けると在来工法によるリフォームとユニットバスを採用するリフォームのふたつに分かれます。在来工法によるお風呂のリフォームでは、家主の趣向を反映させたこだわりの空間をデザインできるところが大きな特長です。湯船を檜をつかったものにする、また壁のタイルを工夫して装飾的でデザイン性に富んだものにする、鏡を大きなサイズにするなどは在来工法で実現できる施工になります。ユニットバスというとビジネスホテルなどでよく見られる、バスタブとトイレが一体になっているものをイメージされることが多くありますが、本来のユニットバスは壁、天井、床が一体となっているお風呂のことで、あらかじめ工場で製作されたそれぞれの部材を施工現場で組み立てるという方式がとられるお風呂のことをいいます。
ユニットバスではその工法の特徴から、費用面で見た場合在来の工法より安いという点、また工期が短いというメリットがあります。さらに壁、天井、床が一体型になっていることで、結果的に防水性、気密性に優れたお風呂と言えます。気密性に優れていることは、寒い季節に心配なヒートショックの原因となる寒暖の差が緩和されるというメリットもあります。デザインは家族のスタイルに合わせバリエーションも広がりつつあり、高齢者向けのものにはバリアフリーを初め、手すりなどの使いやすさが工夫されたユニットで快適な浴室空間が提供されています。
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